4/11ぶどう膜炎外来と不合格通知

4/11、ハイデルベルクにある大学病院のぶどう膜外来に経過観察のため受診しました。

 

今、ステロイドの点眼剤を2日に一回、シクロスポリン25ミリグラムを2日に一回。シクロスポリン(目薬)を1日二回。で現状維持をしていました。

 

受診結果は、眼球の奥の写真では変わりなし。直接診た時に、左目に少し炎症が出ている。とのことでした。

前回、町のかかりつけ医の先生に診ていただいた時は、改善してる、との結果だったので、多少、ショックでした。

 

ですが、最近忙しく、夜寝る時間が遅い日が続いていた事もあり、自覚症状でも、飛蚊症が多い、とは思っていました。(それも今回、伝えました)

 

次回は期間を短めの、3ヶ月後に受診します。

服用する薬の回数は変えず、悪化しているのか、単に疲れなどが原因の一時的なものかを確かめるためです。

 

ショックはショックでしたが、日本では、実は、メインのステロイド点眼薬は1日四回でした。それを考えると、随分改善しているのだと思います。

 

(薬が違うので、何とも言えませんが。日本で使っていたのは、透明なタイプのステロイド点眼薬で、ドイツで処方されているのは、白濁したステロイド点眼薬です。

調べたところ、日本にも、白濁したタイプはあるようで、こちらは冷蔵保存が良い、とも。強さが違うのかもしれません。)

 

受験準備や語学の勉強で寝る時間が押してしまった日が続いて、悪習慣になりつつありましたが、今回を期に、また早く寝るよう心がけます。

 

私の予約は、13:30でしたが、診察が終わったのは17:20頃でした…!しかし、私より2時間も早い予約の、11:30のご夫婦(奥さんが罹患者。もう15年も闘病されているとのお話でした。)が、私の前に呼ばれていました…!

これは日本でもドイツでも病院あるあるなのですね。私は他の町から通っているので、結局帰宅したのは19:10頃でした。

 

病院の先生方も、お疲れ様です…。いつも丁寧に診察していただいて、心強いです。

日本の病院より、言葉が通じない分、確かにものすごく不安が大きいですが、診察の質は、ドイツの方が高いと思います。丁寧です。

ちゃんと、「ひとりの人、患者。この人の場合は、どう病気と向き合うのがベストか。」と考えているのを感じます。(幸い、私の通っている病院の先生方がそうなのかもしれないですが。)

 

17:07、私が診察を受けていた間、受験校から、メールで結果通知が。帰りのバスでメールが増えていることに気づき、開けました。

 

不合格。

2次試験に進めませんでした。先生とコンタクトを取っていた上に、第一志望校だったこともあり、こちらもショック。

結局、私が受けたいと思った先生は2名のみで、2校しか受けなかったので、あともう一校のみ…。こちらは、5月頃に通知が来るそうです。

でも、今回の方で落ちたので、もう一校も難しいかな…と。

 

さて、帰国するのかな。どうしよう。帰ったら何しよう。何ができるかな。でも、帰る前に、大好きな旅をしよう。色々な国を訪ねて、文化の中を練り歩きたい。

ここまでやったんだから、落ちたら帰ると決めたのだから。ずっと行きたかったところに、どんどん行こう。

 

パリで勉強するようになってから、気楽になって、レッスン期間中にしか訪れる事のできない、せっかくのパリの町を、レッスン時間の合間に散策しています。

 

実は、留学当初、音さえ出なくなってしまった私。その話はまた書きます。

それで、パリに来るまでは、本当に、全く遊んでいませんでした。それ程、深刻な状況でした。

その状況を打開できたのが、死ぬつもりで出た、旅でした。

 

↓病院の最寄りのバス停付近に咲いていたお花。とってもいい香りでした😊

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↓病院の入り口に桜😊

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Vorspiel の旅④Köln

3/2、Wetzel先生に改めてVorspielのお時間をとっていただき、お会いしました!

 

楽しかったです!前回は、聴講のみで、「自分が受けたらどういうレッスンになるのだろう」と考えながら聴いていたこともあり、発見の多いレッスンになりました!

 

曲はお馴染みのモーツァルトです。この曲は、本当に人によって演奏が全く異なる曲で、その人がどういう方向性の音楽にしたいのかが最も分かりやすいということもあり、Vorspielではモーツァルトをいつも受けています。

 

ヴェッツェル先生の思う第一楽章は、短いスタッカートで、ハキハキと。最近(?)モーツァルトは、「エレガントに、滑らかに」というのが主流になっている気がします。なので、スタッカートが、「息の流れを遮るだけの滑らかなパターン」で吹く人が多いように思います。

ですが、1楽章において、私は、もっとハキハキ切ったパターンが好きだったので、最近の傾向が私にとっては物足りないと内心感じていました。なので、「パキパキしたスタッカートで楽しく」、というヴェッツェル先生のイメージが、私と同じ方向性だったので、とっても楽しくもあり、嬉しかったです!

 

レッスン始めに、軽く通した時、緊張で上手く吹けませんでしたが、それに対して、少し怪訝そうに「緊張してる?」と聞かれ、「はい…でも!楽しいです!」と、私が答えると、先生も、「それなら良かった!」と笑顔で仰りました!

そこから私も少しずつリラックスでき、とても充実したVorspielを受ける事ができました。

 

特に印象に残ったのは、第二楽章の始めの方のmollの部分。短調=pianissimoが一般的で、この曲や時代に限らず、そのように演奏される事が多い気がします。

ですが、私は、「悲しい」「苦しい」といった感情や感覚こそ、抑えることのできないものなのではないかと思います。なので、短調=pianissimoとは限らないと思うのです。

 

今回は、Vorspielということもあり、一般的なpianissimoでその部分を吹くと、先生から、「ここは何調?」とご質問をいただき、「d mollです。短調だからpianissimoだと思いました。」と、答えると、「そう!d moll!急に短調になるよね!モーツァルトの曲ってこういう風にコロコロキャラクターが変わるよね。この部分も一瞬で、次にはもうDurに戻ってる。そのキャラクターチェンジを、pianissimoだけで表現することができるだろうか…?もっとオペラみたいに(登場人物が変わるように)大げさにやっていいのではないかと思うんだ。試しに、突然変わる感じで、もっと大きく吹いてみて!」

 

と、ご意見いただいたのです。いつも、forteとは違うけれど、歌い込むように吹いて、「ここは短調だからpianissimoだよ」と言われていた箇所。今回、意見が一致した事が、非常に嬉しかったです…!

(因みに、ヨナス先生の時には、2楽章までいきませんでした。彼のマスタークラスやレッスンを受ける際には、ぜひご意見を伺いたい、と今回思いました!)

 

勿論、短調で、pianissimoで吹くべき所もあります。ですが、必ずしもそうではないと思います。短調=常にpianissimo。でない、という感覚が一致した、もしくは、「歌い込む短調の箇所」の感覚が一致したのは、日本で師事していた宮本文昭先生以来でした。

 

他の先生方が私に合っていない、という事が言いたいのではないです。他の先生(現在の師匠も含み)は、私とは違った方向で、よく音楽を作られます。その違いが新鮮で、異なる故に、もっと吸収したいと思うのです。見ている方向が違うからこそ、自分の引き出しを増やす事ができると感じます。

だから、今の先生には教わりたいと思い、師事しています。

 

【まとめ】

Wetzel先生も、ぜひ師事したい!と思う方でした!リューベックのヨナス先生が定年退職をされてしまうので、むしろケルンが第一志望校になりつつあります。

 

その後、3/15-20に、Wetzel先生のマスタークラスがあったので、参加しました!その感想は次回書きます!

ベルリン観光編

2/16のVorspielの帰りの電車は16:30頃の出発だったので、Vorspiel後、2、3時間余ったので、少し町を見ました。

ベルリンは高校2年の時、突然日本を飛び出す様に出た1週間程の旅行で、訪れたのが初回でした。今回は3回目(楽器修理で2022年の10月に来ている)

初回の目的は、ヨーロッパの音大が知りたくて、音大潜入でした。でも、無計画でただ訪れたので、侵入という感じでした😅ヨーロッパの音大を訪れてみたい、できたらレッスンを見学してみたい、とは思っていたのも確かですが、そもそも、クラシックの生まれた土地を、もっと直に訪ねて練り歩き、この目で色々見てみたい。というのが根底にありました。(初めてヨーロッパに上陸したのは、イタリアです。高校1年の時、学校の2週間の交換留学プログラムに参加しました。)

この初回ベルリン訪問の事を書いたら、当時の事や、そもそも留学をしたいと思った動機などを思い出したので、自分のためにも書こうかと思います。

 

閑話休題!!観光編!!】

つい、ベルリン初回のいきさつを書いていたら、話が脱線してしまいました😭

↓Rotes Rathaus/赤の市庁舎:学校の行き道に通りすぎました!地下鉄U5のRotes Rathaus駅で下車したので、出口Aから地上に出て、目の前にありました!立派!

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↓Berliner Dom/ベルリン大聖堂:これも学校の行き道に発見。帰り、入ろうと思いましたが、9€の入場料が掛かると知り、お財布の事情で断念…。
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↓ベルリンのABゾーンのキップ。事前にICEの切符を買う時に、同時に町の1日券(5,4だったか5,8€)付きの「セット券」のような物が買えるので、セット券がお得か、現地で1回ずつ買うのと、どちらがお得か計算するためにチケットの値段を調べたら、1,8€と出てきたので、バラで買う事にしました。

が、3€に変わっていました…同じABゾーンチケットでも、「値引きチケット」は1,9€でしたが、対象者が不明なので、普通の3€の方を買いました…。これだったらICEのセット券の方がお得でした😥(120分有効ですが、レッスン帰りにはすでに120分を過ぎているので、もう一度買わないといけないため、この時点で6€なので)
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↓Kaiser-Wilhelm-Gedächtnis-Kirche/カイザー・ヴィルヘルム記念教会:「青い教会」と私が勝手に呼ぶ教会。私の好きな空間です。この教会は、初回ベルリン訪問時に訪ねています。その時、「青い教会」として強く覚えていた教会です。当時、ここは知らなかったので、訪ねる予定はありませんでした。が、広い道沿いにあるので、歩いていたら気づき、訪ねました。

初回の時の印象と変わらず、真っ青で美しい空間。まるで海の中にいるようです。今回は、礼拝中だったので、「礼拝中につき入場禁止」となっていましたが、入り口の方が許してくださり、他の観光客と入って行きました。

オルガンが後ろ側の2階にあるので、まるでオルガンの音が天から礼拝堂を包んでいるように聴こえます。大好きな教会で、礼拝を見学できて、本当に嬉しかったです。泣きかけました(本当によく泣きますね…😅)

一枚目の写真は、戦争で残った部分です。こちらは今は、小さな資料館のようになっていて、カイザー・ヴィルヘルム教会の歴史や、戦争で残った物を展示しています。特に、町が空襲で破壊され、焼け残った建物をとらえた上空からの写真が、痛々しく心に残っています。

日本家屋は、木造なので、それこそ全て無くなってしまった写真を見ますが、当時のヨーロッパの家は石造りなので、屋根だけが吹き飛ばされたように、みな無くなっていました。壁だけが残る鉄骨が剥き出しになった家と、教会…。避難できなかった人は、誰も助からなかったのではないか、と思うと、苦しくなりました。

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↓BerlinHbf/ベルリン中央駅の帰りのICE待ち

2枚目は、夕食用に買ったスーパーREWEの菓子パンと🤤(ちゃんとお惣菜パンも買ってます!)
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Vorspielの旅③ Berlin(Hanns Eisler)

2023年2/15-16、ベルリンのハンス アイスラー音大にVorspielに行きました。教授は、Viola Wilmsen先生。女性のオーボエ奏者です。

彼女が、リューベックのProv. Jonasのお弟子さんだと知り、ぜひお会いしたいと思ったためです。あのJonas先生の下で勉強したViola先生は、どんなレッスンをしてくださるのか、どのような音楽の方向性なのか、とっても興味が湧きました。

 

レッスンは16日の11:00から。先生のメールで、「よかったら、10:00-在学中の生徒のレッスンがあるのも見学していいよ。」と暖かく迎えてくださいました。

 

私の住む町はベルリンまで離れているので、15日のお昼頃にICEで出発し、19:30頃にBerlin Hauptbahnhof (ベルリン中央駅)に到着…の予定が、BerlinHbfの2駅前で、電車の修理をする事態となり、30分押しの、7:59にBerlinHbfに着きました。

飛行機は1、2時間で着く代わりに、200€程と、高かったので(たしか往復)、ICEの往復40〜50€で5、6時間掛けて行きました。

 

その後Hbf近くの、予約していたホステルに18€で宿泊して、翌日のレッスンに備えました。

 

【レッスン】

モーツァルトの1、2楽章を吹きました。時間的に、1楽章だけかと思っていましたが、さらっと進み、2楽章もみていただきました。速い楽章と、ゆっくりな楽章をどの様に吹き分けるのか、聴きたかったのだと思います。

実は、2/9-11にエコールノルマルのレッスンがあり、そこで、アンブシュアと舌や、指のポジションなど、がらっと変えました。なので、12日から始めた、色々新しいポジションにまだ馴染めていなく、ぎこちない体の使い方のままレッスンを受けることになってしまいました…。(しかも13日にコンクール 用の録音をして、その時は半々くらいでなんとかやったので、実質12日と14日しか、新しいポジションの練習時間はありませんでした。ハード😅)

1楽章は上手く指が回らず、舌もまだ新しいポジションでのコントロールが難しく、アタックが強くなってしまったり。上手くいきませんでした。

先生の音楽性の方向は素敵でした!1楽章は、もっと弾けるような明るさと、2楽章は長いレガートを意識して、というかんじです。

 

レッスン後、次年度のPlatz/プラッツ(何人取れるか、その席のこと)は、いくつあるか伺ったところ、「難しい」とおっしゃっていました。現在、自分が持っている生徒が既に多い事と、応募者が、前回は50人を越えていたそうです…!

そこで、Lübeck は新しい先生に変わるが、新しい先生もヨナス先生のお弟子さんだから(Viola先生が、Jonas先生のお弟子さんなので、興味を持ったお話をしたので)、そっちを受けるのはどうだろうか、とアドバイスをいただきました。

(実は、リューベックの先生が変わる事は、ヨナス先生から直接、レッスン後のメールで教えていただいたのですが、新しい先生の情報が学校のサイトにまだ出ていないので、情報収集をどうしようか悩んでいました。色々事情やニュアンスがあり、「どなたに変わりますか?」とは返信メールで聞けなかったです😅)

 

今日のレッスン後、録音を聴き直すと、今回のは自分でもかなりひどいと思いました。悔しかったです。それでも、アドバイスをくださったり、Viola先生は親切な方でした。

 

先生の音楽性が素敵だった事と、今回のが自分でも納得できなかった演奏だったので、後日、ビデオを撮って、「以前のアドバイスをふまえ、私なりに改善させましたが、いかがでしょうか。聴いていただけると嬉しいです。」というようなメールをお送りして、もう一度ヴィオラ先生にもコンタクトを取ろうかと思っています…。

リューベックの先生の情報収集をしつつ。

 

 

今回、ホステルが良かったので、記録に残したと思います!

【快適なホステル MEININGER Hotel Berlin Central Station】

ホステルが快適でした!「MEININGER Hotel Berlin Central Station」というホステルです。Hbfの出口「Washington方面」を出て右手すぐなので、アクセスが非常に良いです!そのうえ、バスタオル、ドライヤー、シャンプー/ボディーソープ、ティッシュ、テレビがありました😳しかも暖房が効いていて温かい部屋!部屋もキレイで、受付の方も優しかったです🙏本当に快適なホステルでした!おすすめです🌷

 

ホステルは、バスタオルを含むアメニティがない所が多いイメージだったので、18€の4人部屋で、この質は素晴らしいと思います。感謝です。

 

有料で、ロビーフロアに、コインロッカーや、コインランドリーまでありました!バーや、ゲームコーナーまで…!すごい!朝食も追加料金制で、食べられます。

私は、1泊ですし、いつも出先(エコールノルマルのレッスン期間も)の朝食は、ナッツ(アーモンドとヘーゼルナッツを12粒ずつ)と、リンゴ丸かじりで過ごしているので、これらの設備は利用しませんでしたが、長期宿泊者にとって、とても魅力的なのではないでしょうか😊

↓ホステルのお部屋

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↓行きのICE内で夕食として食べるために、ドイツのスーパーREWEで買ったパン(遊び/観光目的でないので、安くパパッと食べられるREWEのパンが助かります☺️)

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↓こっちは/16の帰りのICEで食べる夕食用のパン。ベルリンHbf内にあるREWEで。HbfのREWEのレジ待ちが並んでいて、焦りましたが、間に合いました🙏
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帰りのICEも、線路の転換(?)スイッチの修理で、50分押しで着きました…😅でも着いてよかったです。

というのも一度、パリからの帰りのICEで急患が出た時は、停まる予定でなかった近くの駅に緊急停車しました。

そして、20分程経ってから、(私の町に行くには)この駅で降りて乗り換えるよう車内放送がかかったことがあります。私は、その事態に苛立ちは一切感じませんでした。むしろ、急患の対応をしっかりしてくれる事に対して、安心した印象を覚えました。

(もともと普通に走っていた)乗り換えの電車も、5-10分程で来た上に、私の住む町に近かった事もあり、無事に帰れました。

 

こう見ると、色々な経験を積んでますね😅これからも、逞しく成長し続けたい所存です…🌷

 

Vorspielの旅② Köln

2023年2/7、Köln (ケルン)にVorspielのために行きました。

 

Christian先生は、とても明るい方でした!

事前に送った私の返信メールが届かなかった様で、この日は15:00-18:00の見学のみでした。

日程は1/12にメールで決まっていたのですが、時間が分からず、忘れられているのではないかと前日、流石に不安になり、時間確認のため、メールを送ったところ、先述の届いていなかった問題が発覚し(先生から、「2/7でいいか?」という1/12のメールに対して、「伺えます。よろしくお願いいたします」というメールを1/13に送っていたのですが、それが届いていなかったのです。なので、先生の中では、私から急に連絡が途絶えたので、キャンセルだと思われたそうです。)、そのため、この日、私のVorspielの時間は確保されなかったのです。

 

見学で思ったことは、課題曲(この日は2人の生徒共にオケスタのみでした)を、通して吹かせた後、「どう思った?」と必ず質問されていました。生徒に、何が問題か、自分で考えさせるためです。

 

音楽は、そのフレーズのどこが目的地かを理解して、そこに拍に合わせて強弱を着けて持っていく、という流れを大事にさてる印象でした。特に強拍を意識されていました。

なので、私の演奏を聴いていただいて、どう思われるのか気になったので、ぜひVorspielを受けたいと思いました。

帰りの電車で、すぐメールを送り、お話が進み、3/2の10:00-お時間をいただけました!3/2に向けて、頑張ります!

 

【観光編】

Vorspielの時間が分からないけれど、電車のチケットは、早めに取った方が安いので、どうしよう…となっていたので、「早くても10:00-だろうから、Kölnに8:00-9:00着で行こう」と決めて、ICEのチケットは1月中には買っていました。なので、レッスン見学の15:00まで時間が沢山余りました😅

 

そこでちょっと、ケルンを観光しました☺️

【ケルンと言えば、ケルン大聖堂/Kölner Dom】

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私が、小学校からプロテスタントのミッション系の学校で勉強していた事もあり、教会は落ち着きます。この日は寒く、石造りの教会は冷えるので、寒かったですが、1時間程いました。

 

私が尋ねた時丁度、右奥のスペースで礼拝が行われていました。私は信者ではないので、礼拝に参加する事はできませんでした。(引き込まれて行こうとしたら、教会の方に、教徒か尋ねられました)

そこで、オルガンの音が聴こえてくるなか、中央のスペースから礼拝の様子を見たり、一人で祈ったりしていました。遠くから、礼拝の様子を見て、そっと心を寄せていました。

洗礼は受けていませんが、幼稚園の時から教会に通い、小学校から高校まで、ミッション系の学校で勉強していた私には、「祈る」という事は、とても自然で馴染み深い、切り離せないものなのです。

それに、クラシックを勉強する私とって、西洋文化の基本であるキリスト教に、ごく自然に触れられた経験の恩恵は、大きいです。バッハは、プロテスタント系ですから、彼の宗教音楽は、他の作曲家より私には、何を言いたいのか、すぐに伝わってきます。

モーツァルトベートーヴェンカトリック系なので、「ミサ曲」です。これは、私に馴染みがなく、今でも、様式など宗教的な部分は完全には分かっていませんが、同じ聖書をテーマにした曲なので、概要や、物語りなどは、すぐに分かります。

西洋音楽を勉強するにあたって、キリスト教や聖書に馴染みがあるのは、本当に大きなメリットだと思います。

 

【その他】

ケルン大聖堂の出口の門の装飾。泉鏡花の世界観が好きな私は、化け物や「妖のもの」が好きなので、撮影。その他枠で載せておきます…笑 月岡芳年の版画とか、大好きです…!!

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↓他の教会。残念ながら、開館時間12:00-で、この日は行けませんでした。(11:30には学校へ向けて出発するつもりだったので)

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↓ケルン中央駅の有名な橋
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↓学校近くのパン屋さんで、お昼ごはん。手前のケーキ"Bienenstich" がおいしかった…!🤤🌷
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Vorspielの旅① Lübeck

2023年1/9-10、Lübeck(リューベック)にVorspielに行きました。ICEでハンブルクまで行って、REに乗り換えて、5時間程でつきました。

乗り換えの電車とチケットについて、DBのアプリで、出発駅と到着駅を入力すれば、乗り換え電車も含まれたプランをアプリが出してくれるので便利です!今回の私だと、「自分の町のHbf→Lübeck 」で検査しただけです。すごく便利ですよね!

 

さて本題。【Vorspielとは】

ドイツの音大受験では、事前に先生とコンタクトをとって、お互いどんな人であるかを知り合うために、レッスンを受けます。そのレッスンのことです。受講料は要らないです。Maisterkurs(マスタークラス)を紹介される場合もあります。



パリの学校は、2023年の6月まで勉強する予定なので、またドイツで新たに先生を見つけて勉強したく、受験に向けて動いています。

去年の12月から、学校を調べて、先生方にメールを送り、コンタクトを取り始めていました。

 

Jonas先生のレッスンは、新しい情報が沢山で、本当に驚きました…!!まず、基礎を最も重要視される方針です。もっと早くお会いしたかった…!!と何度も思いました。日本にも講習会/マスタークラスでいらっしゃっている事も知らなかったので、本当に悔しかったです。自分の情報収集能力の低さを悔やみました。

 

今の私の先生、Thomas Indermühle 先生のレッスンと音楽も大好きです。両先生方に共通するのは、基礎を大事にされることと、説明が具体的で分かりやすい事です。

どちらのレッスンも受けたい…マスタークラスで、普段習っていない方の先生にレッスンを受けたい…!と強く思える先生方に出会えて、心から嬉しかったです。今の私の第一志望校です。どうなるか分かりませんが、とりあえず、やってみます。

 

リューベックの町は戦争の被害が少なかった様で、古い街並みが残った、素敵な町でした☺️

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リューベック名物の菓子パンと、私の住む南部ドイツでは見たことのない、豚の生肉の乗ったパンです😊

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マジパン発祥の地だそうで、マジパン博物館のある大きなマジパン菓子屋さんで、マジパンを使ったケーキを食べました!

ウィーンの名物、「モーツァルトクーゲル」という、中にマジパンの入ったチョコレート菓子を昔食べてから、マジパンが大好きな私にとって、最高のケーキでした🥰

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行きのICEの食堂車両で、お昼ご飯をたべました!Chili con carne/チリコンカーン, heiße Schokolade/ココア! 食堂車に行った時間が遅かったのと空いていた事もあり、終点までそのまま食堂車にいたら、チョコレートもいただきました🤤ありがとうございました🤤

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École Normale de Musique de Paris受験

 

エコールノルマル音楽院は、私立の学校です。なので、志願者が多すぎる、という事がない限り、受かると思います。

 

【受験手順】

①学校のサイトから、申請手続きをする。(①住所氏名、パスポートの写真など ②ビデオを送る)

②学校から返信メールが来る

(私はこれがなかなか来ず、大変でした…何度か電話して、「返信が来るまで待って」と毎回言われ…の繰り返しで、最終的に、レッスン初日に学校に行った時、直接その後の手続きをしました。)

③実技試験は校長先生の前で、適当な空き教室で演奏(実技試験というより、「レベル分け試験」というかんじです。)

 

受験手順は以上です。

 

【返信が来なかったことについて】

事務の方と直接話したら、「送った」とのことで、たしかに、送信済みフォルダに、私宛のメールがありました。

ですが、私だけでなく、先輩も「メールの返信が来ないことがある」と仰っていたり、私の先生も同じく、「(自分宛のメールが)事務から返信が来なかったけど、送信したって言われた」という事があり、どうやら、事務のパソコン(?)の問題のようです。

なので、メールが来ず、その上電話で解決しない場合は、直接行くのが一番早いです。

 

エコールノルマルに通う場合、普通はフランス(パリ)に住む事になると思うので、学校に近いですから、問題が起きたら、直接行く事をおすすめします。

 

【レベル分けテスト】

オーボエは、スタイル/時代の違う曲を3曲(自分で自由に決める)という課題でしたが、レベルが分かればいいので、当日吹いたのは、2曲だけでした。モーツァルトのコンチェルト-1楽章と、ミヨーのソナタ-2楽章です。(あと、ヴィヴァルディのソナタ-1楽章の予定でした。)

 

校長先生が、「どこか空いてる教室あるかな」と、試験場所を探し(すごいフランスらしい😂)、そこで、校長先生が至近距離で聴かれるので、緊張しました😅

 

【試験後】

レベルが決まり、その記載された紙を事務に持って行きます。そこで学費が分かるので、あとで振り込み、登録完了です。(私はドイツの銀行のアプリから、振り込みました。)

学費以外に、フランスの学校は、「CVEC」というフランスの学校をまとめている機関への登録料が必要です。

なので、CVECへの振り込み料は、学費と一緒に学校の口座に振り込まないよう、気をつけてください。

CVEC含め学費諸々については、事務の方から説明があるので、大丈夫です!

 

以上がエコールノルマルの受験手順です!

↓これが校舎です…!

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